ペリシテ人との戦いに敗北したイスラエルの民は神様のもとに馳せ寄り ます。そして契約の櫃を担ぎ出し、神様を前面に立て必勝をきします。 と、ここまで読むと「みごとなイスラエルの逆転勝利。めでたし、めで たし。」という結末が待っているようですが、実はそうではありません でした。これが災いし、逆にペリシテ人は獅子奮迅の闘いを繰り広げ、 イスラエル軍は壊滅状態となりました。おまけに契約の櫃は奪い取ら れ、祭司エリの二人の息子ホフニとピネハスは戦死してしまいました。
この物語を読む限り、神様は助けを求めるイスラエルの民を省みられな かったことになります。何が原因と考えられるでしょうか。神様により頼む心は大切です。しかしその「より頼む心」が「神様、私 がお願いしたのだから、あなたはそれを聞き届ける義務があります よ。」というメンタリティー(神様を操作しようとする)にすり替わっ てしまう危険性があることをこの物語は教えているのかもしれません。
Daniel