「主が帰って来るまでに私たちが委ねられたこと」
地上での人生の間、「恵」としてキリストの「特別な信頼」を意味する「ムナ」を頂いたキリスト者の私たちにとって今日の福音の箇所は本当に大切です。
自分が頂いたこの恵を多くの人々と分かち合いながら、その恵(ムナ)を倍、五倍、十倍、何倍もしていく任務・仕事・使命がメッセージとして伝わってきます。実に「福・音」です。
人に認められるか認められないかは関係なく、イエスは「主」〈神〉であり、すべてが彼に委ねられていて、存在する創られたすべてのもの中心で、要であります。
このイエスは再び来られるときに、世の人々の中で特別な信頼を頂いて「キリストのことに人生をかける者」として「キリスト者」になった「ムナ」に関して訊ねられます。
今日の福音の箇所から読み取れるように、その恵を「大切に包んだままに」お返しすることは認められません。少なくともプラスアルファ(+α)の分があるように分かち合って増やすために頂いた「恵」(ムナ)です。
キリスト者が「救われる者」として自分を見つめるよりも、キリストと一つになり、キリストのその使命に全身を捧げて、人々が救われるように呼ばれています。
だから私たちは「キリストと共にすべての人々のために」頂いた「ムナ」を生かしていきましょう。
OP