ユダヤ人史家フラヴィウス・ヨセフスによるとヘロデ王による神殿拡張工事の時18,000人の労働者が働いていたということです。そしてそれは何千という下級祭司たちに職を与えたのでした。しかし宗教の怖さは、そのに“神の権威を背にした専売性”にあります。イエスの時代には“神殿を金儲けの場・手段”として利用する姿が特に目につくようになっていました。それをイエス様は許せなかったのです。
イエス様は、生後8日に神殿で「父に奉献」され、12歳の時には、父母とはなれて三日間も父の家に残られました。「父の家=祈りの家」の大好きなイエスさまです。 さて、「聖霊の神殿」と言われる私の心は、イエス様が楽しみにきて下さる“祈りの家”なのでしょうか?
田中次生