ツールの聖マルチン司教が活躍した時代はローマ帝国内でキリスト教が国教として認められていた時代です。よき牧者として、修道者として福音を述べ伝えたと言われています。
さて福音書で、イエスはファリサイ派の人々に2つのことを教えています。一つは「神の国」のこと。もう一つは「再臨」のことです。神の国は今の時代のこと。見える形ではなく、あなたの間にあること。
人の子が再び来る「再臨」は、未来の有様です。受難・死・復活を含めた救いの有様を言いながら、この世の終わりの日を暗示しているようです。今も、未来も、確実に神と共に歩めることを示しています。
聖マルチノもこの福音を修道生活という生きた証を通して、人々に伝えたのだろうと思います。この大いなる希望を心にとめて、新たな日々を過ごして生きたいですね。
POOH