今日の福音は、10人の思い皮膚病を患った人がイエスに癒されたが、神を賛美するために戻ってきたのは1人のサマリア人だけだったというエピソードです。
一つの注目点はイエスと癒された者との距離です。はじめは「遠くの方に立ち止まったまま声を張り上げ」た病人が、癒されて後、「イエスの足もとにひれ伏して感謝した」とあります。もちろんこの種の病人は他人に近づいてはならないという掟があったことでしょうが、このイエスとの距離の変化にはそれ以上に意味深いものがあると思います。つまり、恵みを受けた者、それを自覚した者はより一層イエスに近づいていく、ということです。
私たちはどうでしょうか?私たちもまた、昨日よりも今日、今日よりも明日、より一層イエスに近づいて行く者となっていきたいと思います。
missin