きょうの福音のエピソード、その状況を客観的に見つめると、客人を持て成すサービスの姿勢のあり方が示されているものとしても読み取ることが出来ます。
マルタの発言は、とても客人に向かって言うべきことではないことは明白です。一方マリアの姿勢はどうか。マルタがキレてしまうわけですが、その空気が読めないでいたことは否めません。勝手な想像ですが、マリアはもしかするとかなりの「天然ボケ」が入っているのかもしれません。「天然ボケ」は何をしだすか読めないところがあるものです。下手をすれば、客人が来ても読書にふけったままでいたり、外に出かけて行ってしまうこともあり得ます。そんな中で幸いマリアは、イエス様の話を聞くことに夢中になったわけですが、彼女はまさに「良いものを選んだ」ということになります。
いずれにせよ、マルタもマリア、２人ともバランスがうまく取れていないと言えるでしょう。客人をもてなすことにおいて、見えているようで見えておらず、気づいていないところがあるわけです。
マルタとマリアの客人は、神様でした。私たちの神様への奉仕、サービスはいかがなものでしょうか？「隣人」への奉仕、サービスはいかがなものでしょうか？家庭、共同体において、職場においてどのようにサービスをしているか、何か大切なことに気づかないままでいることがあるかもしれません・・・
mickey sdb
