今日のみ言葉
今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
 
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。どうぞご利用下さい。


 2010/06/14(月)    年間第11月曜日 列王記上 21/1-16 マタイ 5/38-42
 
  「目には目を、歯には歯を」、旧約聖書のモーセの律法の箇所に出てくる言葉です。この言葉はとても有名で、聖書を読んだことがなくても、このフレーズだけを知っている人は多いと思います。そしてほとんどの人は単に復讐することをあらわしている言葉としてとらえています。
 
 しかし実はそうではなく、むしろ復讐を制限した律法と言えます。たとえば目をつぶされたら、相手と同じような仕返しだけで気が済むでしょうか。むしろ殺してやりたいくらいに思うのが普通だと思います。世の中には悪口を言われたくらいで腹を立て、人を殺してしまうことさえしばしばあります。ですから、そのためにも受けたこと以上の行為を禁じたのです。
 
 でもイエスはそれどころか「右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」と言われます。これは単に「仕返しを我慢しなさいとか、耐えなさい」などと言っているのではありません。なぜならイエスは「向けなさい」という私たちの積極的な姿勢を求めているからです。つまりイエスはもっと踏み込んで、「人を愛すること」を求めておられるということです。
 
 しかしながら、それを実行するとなりますと、さらに難しく思われます。それができるためには、神にすべてを任せて、怒りや憎しみから解放されるしかないと思います。なぜなら人が変えられていくのは神の力によるからです。
 
 イエスという方は、ご自分を苦しめる人に対して仕返しや罰をもって報いるようなことはなさらず、最後まで彼らが変えられていくことを願い、そして信じていました。
このイエスは、私たちのように自分のことしか考えないような者でも変えられていくことを信じてくれています。ですから、私たちも自分を苦しめた相手であっても、ただ怒りや憎しみに任せて復讐や仕返しを考えるのではなく、イエスのように愛をもって、最後まで変えられていくことを信じていかなければならないのではなでしょうか。
 
NICCHI
 
 
 
  今日の福音のメッセージは、具体的な場面を私たちに思い起させ、強烈なインパクトを与えてくれるものです。
 
 単に仕返しを禁止している勧めでもなく、泣き寝入りをすることの勧めでもありません。このメッセージの根底にあるものは「ゆるし」ではないでしょうか。
 
 私たちに、相手を許容する広い心、寛大な心をもってごらんよと諭しているように受け取れます。
 
 「ゆるし」とは、無理してすることではありません。それだときっと外側ではなんとか落ち着いた様子を作れても、内側ではストレスが溜まるだけでしょう。そしてその状態に留まるなら、やはりゆるせてはいないと言えるでしょう。
 
 ゆるすときは、きっぱりさっぱり思いっきりゆるすことです。(謝るときも、思いっきり謝るのである。)そしてすっきりする。
 
 ゆるせる心。謝る心。心の成長を祈りましょう。
mickey sdb
 


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