申命記で神様から与えられた“掟と法”を守るようにと勧められた私たちに、イエス様は福音書でご自分がこの世に来られたのは「律法や預言者を廃止するためではなく、完成するためである。」と言われる。
このイエス様の宣言は、私たちに何をもたらすのでしょうか。イエス様の教えの真髄に迫るとき、私はマタイ22章34節〜40節に思いを馳せる。律法の専門家に「最も重要な掟は何か。」と問われたイエス様は「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』また『隣人を自分のように愛しなさい。』」と言われた。さらに、ルカは“隣人”とはだれのことかを示すために、善きサマリア人のたとえ話を語る。(ルカ10:25〜37)
イエス様がおっしゃる「律法と預言者の完成」とは、私たちの周りにいる人を大切にするようにと求められる「愛の心の実践」ではと思うが・・・。
国松神父