今日の福音は公生活を始められたばかりの主イエスが、教会の礎となるように、使徒をお呼びになったときの場面を示しています。早めに、後継者を定めておかなければ、時がすぎれば、せっかくの独特のカリスマも、優れた教えも薄くなり、蒸発しかねないと、イエス様はよくご存知だったように思います。
良いと思われた人に主イエスが「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう。」と呼びかけられたのです。シモン、アンデレ、ヤコブ、ヨハネよりも、社会的に抜きん出ていて、優れた人が数多くいたでしょうが、この人たちが選ばれたことは事実です。
特別召命の場合、どうしてあの人ではなく、この人が選ばれるのかなどと、私たちにはわかりません。それは主イエスによる召し出しが神の恵みと人間の自由の神秘だからではないでしょうか。
Achille Loro Piana