葬儀に参列するたびに、結局、人は何も持ってあの世に行くことはできないのだということを実感させられます。そして「魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい」というイエスさまのことばが妙に心に響くものです。それにも関わらず私たちの生き方は仕事に追われ、一日が終わるときには何も考えたくない状況ですし、氾濫する情報にふりまわされて無駄に時間と金を使っていますし、話題といえば前向きな内容よりも不満や不平などどちらかといえば前向きではない内容に熱くなっていることが多いのです。
イエスさまのことばによれば、神さまから見れば、私たちの生き方は、本当はもっとシンプルであることがわかります。神さまには隠しごとはできませんし、髪の毛の一本残らず数えられているくらい何をやってもすべてお見通しなわけです。シンプルでないのは私たちがきっとそれぞれに欲望があって、欲望を満たすことで生き方が窮屈になる、それでも心が満たされて幸せになっていると思っているからにちがいありません。その幸福感によって、生きていく上での不安や未来を知ることができない恐れから自分を解放するのです。
イエスさまは、私たちに必要なのは、「雀でさえも神さまのおゆるしがなければ地に落ちることはない。あなたがたはたくさんの雀よりもはるかにまさっている」という神さまに愛されているということをもっと信じることだと教えてくれています。イエスさまの教えにもっと私たちが心を開くことができるように神様に願いましょう。
T.K