「収穫は多いが働き手が少ない…」というイエスのみことばに対し、今の日本の教会はどのような状況にあると言えるのでしょうか。「働き手が少ない」という部分に関しては、実感として体験しはじめている小教区・共同体も少なくないのではないでしょうか。しかし、その実感が「収穫」に対して向けられているかというと、必ずしもそうではないような気がします。イエスが「収穫が多い」と判断したのは「近くの町や村を残らず回って」のことです。苦しむ人々の元へ足を運んでのことです。これは、教会の中だけでなく、寧ろ外へと向けられた活動です。
イエス・キリスト…という呼称には「イエスは救い主である」ということが言い表されています。その通り、イエスは人間にとって第一に「救われる方」です。この、イエスの仕事を継続して行くべき教会が、まずするべきことは何でしょう。「町や村を残らず回る」こと、そして救いを求めている人々を見つけ出すこと。そのためのパワーを秘蹟からいただくのです。秘蹟をいただいてホッと一息つくのは悪くありません。しかし、一息ついたなら、さあ、出かけましょう。そこでまた、イエスに会えるのですから。
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