「少女は死んだのではない。眠っているのだ。」
イエスのこのことばに対して人々はあざ笑いました。あれから2000年ほどが経って、科学技術が飛躍的に進歩した現代にはイエスのこの言葉はさらに物笑いの種でしょう。「なんてばかなことを言っているんだ、この子はすでに死んでいるんだぞ!」と。
しかし、一方で12年間も出血症に悩まされた女性にとってイエスという人は自分にとって最後の頼みの綱であったのです。そして必死の思いでイエスの服の房に触れます。そんな女性にイエスはこう声をかけます。「あなたの信仰があなたを救った。」
イエスを信じることが馬鹿げたことであるかどうかは人それぞれでしょう。イエスをあざ笑う人もいれば、イエスを信じて近づく人もいます。どちらが正しいかと裁くことはおそらく無意味でしょう。しかし、ひとつ言えることは、「信仰はその人の人生を変える」ということです。フランスのルルドに行った全ての人が身体的に癒されるわけではありません。しかし、そこに行った多くの人が精神的に癒されて自分の家に帰っていくという話を聞いたことがあります。それはきっと、そこに深い祈りと神との出会いが何らかの形であるからではないかと思います。
私たちも本当に苦しい時、素直にイエスのもとに行って癒しを願いましょう。彼は「あなたの信仰があなたを救った」と語りかけて下さる方ですから。
Bosco