週日のみ言葉と福音朗読

今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
 
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。どうぞご利用下さい。
 
 
音符のイラストのところをクリックすると、朗読を聴くことが出来ます。
 
朗読者:石川裕美
89      聖金曜日・主の受難の祭儀 ヨハネ 18・1−19・42 A
今日の福音書では受難の朗読が行われます。イエス・キリストが十字架上の死を遂げるまでのプロセスが順を追って、詳しく記されています。
 イエスを殺そうとするユダヤ人たちの叫び、その背後にある長老や律法学士、ファリサイ派の人々の陰謀、イエスを裏切り、銀貨三十枚の代わりにイエスを売った弟子のユダ、イエスに最後まで従うと言ったペトロの否認、「民のために一人の人が死んだほうが都合がいい」と言ったカイアファの思惑、自分の保身をはかろうとするピラト、様々な人間の思惑がそこに表れています。人間がいかに利己的な存在であるかがそこに表れています。
 これらの人々の様々な思惑がイエスの十字架上の死の出来事に係わっていきます。しかし、十字架の出来事の根底には神の考え、神の御旨が秘められています。人間のエゴがひきおこした出来事の深みに神の愛の表われがあります。神がいかに人間を愛されているか、人間をいとおしんでいるかが見えてきます。私たち一人一人、イエス・キリストの担った十字架の意味をしっかりと黙想したいと思います。
鈴木英史
 
聖金曜日 主の受難の祭儀 ヨハネ18・1−19・42A.mp3
 

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Last updated: 2015/8/19