週日のみ言葉と福音朗読

今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
 
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。どうぞご利用下さい。
 
 
音符のイラストのところをクリックすると、朗読を聴くことが出来ます。
 
朗読者:石川裕美
327      年間第32土曜日 ルカ 18・1−8
 
私たちには未来が見えません。見えないものは未知のものとして不安を掻き立てます。結果、余裕を失い、苦しみがあればより苦しく、悲しみがあればより悲しくなるものです。しかし、理想を言えば、キリスト者はこの不安から解き放たれています。「私の後ろ盾は神御自身である」という確信はあらゆる不安を打ち砕くからです。未来の見えている神は、私たちの苦しみに意味を見出されます。その意味が見出せないでいる時、人はより苦しむものですが、同時に、神とのつながりを取り戻そうと必死になって祈ります。そして、ここにもまた、新たな意味が生まれます。悲しみや痛みを通して、本来あるべき神とのつながりを取り戻せるとしたら、それはどれほどの恵みとなるでしょう。
 
 主の望みは、苦しみにあって絶望することではなく、苦しみにあって祈ることです。
 
eno
年間 第32土曜日 ルカ18・1−8.mp3
 

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Last updated: 2015/8/19