今、読まれたヨハネ福音書に登場するガリラヤ出身のナタナエルが、今日、記念している使徒バルトロマイと同一人物と考えられています。友だちのフィリポからイエスを紹介されたのに、初めは「ナザレから何か良いものが出るだろうか」と嘲笑気味に受け流していました。それはその当時、「メシアはベトレヘムから現れる」という言い伝えがあったからでしょう。
このように、ごく常識的な生き方をしていたナタナエル(バルトロマイ)なのですが、イエスに出会って、声をかけられた途端、「あなたは神の子です」と信仰宣言をし、イエスにつき従う使徒となったのです。真実の出会いが勇気ある決断へと発展したのでしょう。
私たちも人の風評や世間的な評価に惑わされることなく、謙虚な心と真実を見抜く目を持ちながら、神の子イエスと出会いたいものです。
イエスはいつも「わたしのもとにおいで。わたしはあなたを見守り続けているよ」とおっしゃってくださっているのですから。
パオロ