週日のみ言葉と福音朗読

今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
 
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。どうぞご利用下さい。
 
 
音符のイラストのところをクリックすると、朗読を聴くことが出来ます。
 
朗読者:石川裕美
277      年間第24木曜日 ルカ 7・36−50
 
 今日の福音を読んでみると「ゆるしが先にある」ということがよく分ります。これは、ゆるしの秘蹟についても言えることではないでしょうか。こういうことを言うと「既にゆるされているのなら、秘蹟を受けることに意味がない」とうそぶく人が出てきますが、もちろんこれは間違っています。
 
 あなたが母親で、必要があって幼い子をきつく叱ったと思ってください。子供は反省し、いつもどおりに甘えたいのですが「ひょっとしてお母さんは、まだ怒ってはいないかしら」と心配で、素直に甘えることができないでいます。そこで、「既にゆるしている」あなたは、「もう怒ってなんかいないからしんぱいしないで。お母さん、あなたのことが大好きよ」と一刻も早く伝えてあげたいと思うでしょう。神も同様です。ゆるす心と和解の成立とは、分けて考えなければなりません。「愛するだけでは足りない・・・」とドン・ボスコが言った、その理由を考えてください。ゆるしに関しても同じ公式が成り立ちます。愛と同様、ゆるしも伝わることによって初めて、絆を深める恵みとなるのです。
 
eno
 
年間 第24木曜日 ルカ7:36−50.mp3
 

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Last updated: 2015/8/19